こんにちは。あきです。
RSSフィードって?いまだフィードの意味が分からないアキヒロがまたあのお方に質問します。
アキヒロ:
「えー、先輩。」
先輩:
「なんだ。昼食中に。」
アキヒロ:
「またカップラーメンですか?だからこないだの健康診断で再検査になっちゃうんですよ。」
先輩:
「ほっとけ。俺はカップラーメンが好きなんだ。」
アキヒロ:
「ただ金がないだけなんじゃないんすか。メイド喫茶に行きすぎて。」
先輩:
「う、うるさい。早く用を言え。」
アキヒロ:
「えー、RSSについてなんですが…。」
先輩:
「それならこないだ教えてやっただろ。」
アキヒロ:
「ええ。でも何かフィードがどうとかって。」
先輩:
「フィードが何だって?」
アキヒロ:
「まず何なんですか。フィードって?何かRSSを配信だとかフィードを配信だとか。統一してください。」
先輩:
「そんな事を俺に言われてもな。で、フィードという言葉の意味を知りたいと。」
アキヒロ:
「はい。」
先輩:
「英語にするとfeedとなる。意味は?英語を勉強したいんだろ?」
アキヒロ:
「エサを与える。」
先輩:
「頭固いなー。直訳するな。フィードバックとかって使ったりするだろ。このフィードだ。」
アキヒロ:
「ああ。情報を供給するとか。そんな意味ですか?」
先輩:
「まあ配信するだな。」
アキヒロ:
「じゃあRSSフィード配信って、RSS配信配信って事ですか?なんだこれは。」
先輩:
「まだ話は終わってない!あわてるな。」
アキヒロ:
「はい。」
先輩:
「まずRSS配信といった言葉をよく見かけるが、実際はRSSで書かれたファイルをサイトで公開しているだけで、メールマガジンのように各ユーザー毎のRSSリーダーに配信されるわけではないだろ。」
アキヒロ:
「ええ。実際はRSSリーダーが定期的にサイトにあるRSSファイルをチェックして更新しているんですよね。」
先輩:
「そうだ。だが実際RSSリーダーを使用しているユーザーはあたかもWebサイトから配信されているように感じる。だからこの表現が使われたんだ。」
アキヒロ:
「でも実際ここでのフィードの意味は違うと。」
先輩:
「そうだ。これはRSSなどの書式で書かれた情報(ファイル)の事を指す。」
アキヒロ:
「それをRSSって言うんじゃないんですか?」
先輩:
「いや。これがフィードだ。RSSとも言うがな。」
アキヒロ:
「ああー。頭が爆発しそうだ。」
先輩:
「まあ落ち着け。フィードには、様々な種類の規格がある。RSSやATOMなどがそれだ。これらはブログの更新情報を簡単にまとめ、WEB上に公開する事を目的としているだろ。これらの規格で書かれた情報(ファイル)をフィードという。RSSもATOMもフィードの形式の一つに過ぎないのだ。」
アキヒロ:
「ああー。ATOMって?ATOMって何?だめです。理解できそうにありません。」
先輩:
「よし。それでは例をだそう。例えばだな、ビデオにも色々な規格があるだろ?」
アキヒロ:
「VHSやベータ、あとDVDなどもですかね。」
先輩:
「うむ。ただそれらも規格は違っても、中身は映画などの情報だろ。」
アキヒロ:
「ああ!じゃあここで言うとビデオがフィードで、VHSやベータがRSSやATOMなどの規格という事ですか?」
先輩:
「まあ、かなり悪い例だが。だからフィードを配信するとは、RSSかATOMの規格に沿って書かれた情報(ファイル)を配信するという事だ。」
アキヒロ:
「なるほど。」
先輩:
「よくRSS1.0、RSS2.0そしてATOMとか色々な規格をアイコンで表示しているサイトを見かけるだろ。」
アキヒロ:
「ああ。そういえば。RSS1.0と2.0は何か違うんですか?」
先輩:
「これも規格が違う。VHSやベータ位違うと思っていい。」
アキヒロ:
「じゃあATOMは?」
先輩:
「これは最近できた新しいフィードの規格だ。まあDVDみたいな物かな。RSSは規格がいっぱいありすぎるから、いい加減分かりやすく使いやすい規格にしましょうよという目的で作られたようだ。」
アキヒロ:
「へー。」
先輩:
「そしてサイト上にこれらのアイコンを全て表示しているという事は、ユーザーが様々なRSSリーダーを使っていても、対応できるということだ。」
アキヒロ:
「なるほど。どんなビデオデッキ(RSSリーダー)を持っていてもビデオ(フィード)の中身が見れるということですね。」
先輩:
「まあ。そんなところだな。」
アキヒロ:
「じゃあどうやってこれら全ての規格に対応すればいいんですか?自分で作るしかないんでしょうか?」
先輩:
「いや。とても便利なサービスを提供しているサイトがある。」
アキヒロ:
「何ですか?」
先輩:
「「FeedBurner」というサイトだ。これはRSSフィードに色々な機能を付け加えてくれるサービスで、トラフィックの測定やアクセス解析に加え、XMLからHTMLに変換するなど、より見やすく表示するサービスなどを提供している。もちろんサイト情報を全ての規格に対応できるように変換もしてくれる。」
アキヒロ:
「わあ。それは便利だ。今日もありがとうございました。」
先輩:
「うむ。もう昼飯時には来るなよ。」
アキヒロ:
「わかりました。それではまた次の昼休みに。」
先輩:
「おい!」